ブレーキパッドは純正品で残り5mm前後の残量があるので、今回は冬タイヤ交換に合わせてブレーキフルード交換のみを行いました。
使用したブレーキフルードはBMW純正のDOT4のもので、Amazonで3千円弱で入手しました。
少々高価ですが前車で使用していたブレーキフルードの残りがあったので、異なるフルードを混ぜて使用したくなかったためです。
純正ブレーキパッドは、ダストが酷く早めにDIXCELの低ダストタイプに変える予定です。納車時にも点検して清掃していますが、500Km弱の走行でエアブローすると大量のダストが出てきました。
ただし、前車のF25に比べて純正ブレーキパッドのブレーキローターへの攻撃性は減っているようで、ブレーキローターの減りはそれほど進んでいませんでした。
ブレーキフルードの交換の前準備として、エンジンルームのリザーバータンクのキャップを外して、古いフルードをMINレベル程度まで抜き取ってから、新油を補充しておきます。
後は、タイヤを外して、ブリーダプラグに手持ちのワンマンブリーダーを装着して、ナットを緩めてブレーキを10回から20回踏み込んで古いブレーキフルードを排出してリザーバータンクの新油に入替えるだけです。
ワンマンブリーダーというのは、ブレーキを踏んで古いブレーキフルードを排出する時に、フルードが車体側に逆流してエアを噛まないように逆流防止弁が付いたもので、1人で作業するのに便利なものです。
ブレーキフルードに空気が混入すると、べーパーロック現象と同じ症状になり、混入した空気が圧縮されることで、最悪ブレーキを踏んでも効かなくなり非常に危険なので、注意が必要です。
新油のブレーキフルードを補充しながら同じ作業を4輪繰り返して、ブリーダプラグのナットを締め付けて、リザーバータンク内のオイルレベルを確認してからキャップを締めておきます。
ブレーキフルードは塗装を溶かす劇薬といわれているので、ブレーキフルードが周囲にこぼれていれば確実にふき取る必要があります。
最後にブレーキを踏んでエア噛みがない事を確認して、点検整備記録簿にブレーキフルード交換の記録を記載し、サービスリマインダーのリセットをして交換作業完了です。
サービスリマインダーのリセット方法は、エンジンオイル交換時と同様ですが、ブレーキを踏まずにスタートボタンを押してしばらく待ってから、トリップメーター内のリセットボタンを長押しするとインフォメーションディスプレイにサービス画面が表示されたらリセットボタンをはなします。
この状態でリセットボタンを何度か押して、リセットしたい項目でリセットボタンを長押しするとリセットしまうか?と聞いてくるのでリセットボタンを離して再度リセットボタンを長押しすることでリセットできます。
このリセットを行うことで、iDriveのサービス履歴が更新され、MyBMWのサービスアラートも出なくなります。
BMW X3(G01)冬タイヤ交換に合わせてブレーキフルードをDIYで交換
関連記事
360度録画ドラレコと駐車監視用バッテリーをDIYで設置
BMW X3(G01)カスタム②アンビエントライトDIYレトロフィット(センターコンソールLED追加編)
BMW X3(G01)カスタム②アンビエントライトDIYレトロフィット(ドア内部配線・完成編)
BMW X3(G01)カスタム②アンビエントライトDIYレトロフィット(動作確認・配線編)
BMW X3(G01)カスタム①キドニーグリル内丸見え問題の解消とドアミラーカバー交換
BMW G系コーデイング BimmerCode導入とE-SYSのバージョンアップ成功
G01 BMW X3 納車整備④日本語化に成功したISTAで車両チェック