メインで使用しているiPhone7Plusのバッテリー劣化が進んでしまい、最大容量80%、ピークパフォーマンス性能の表示ですが満充電状態から半日程度で空になる状態でした。
また
サブ機のiPhone7は更に劣化しており、最大容量75%程度で、満充電状態から1時間も持たない状態で直ぐにスリープ状態になってしまい実用上使用できなくなっていました。
顔認証はコロナ禍で使い難く、指紋認証の搭載を待っていたのですが昨年発表のiPhone13でも見送られ、唯一の指紋認証iPhoneSEでは画面サイズが小さくiPhone7を延命することにしました。iPodでバッテリー交換した経験があり、殻割りで失敗しそうで躊躇していたのですが、ネットで交換方法を知らべた所、専用工具があればそれほどハードルは高くなさそうです。
最初にサブ機のiPhone7で練習してからメインのiPhone7Plusの交換にチャレンジしたのですが、結果的に両方ともフロントパネルのフレキシブルケーブルを断線してしまいました。
幸いなことにiPhone7の交換用フロントパネルは比較的安価に入手できましたので、1台当たりバッテリーと合わせて約5千円強で交換することができました。
交換した結果としては寿命はまだ分かりませんが、バッテリー最大容量100%に復活し、フロントパネルも交換したためか液晶表示が明るくなったような気がします。
フロントパネルのフレキシブルケーブルは簡単に断線してしまうので、バッテリー交換時は本体からコネクターを外した状態にしておくことをお勧めします。
iPhoneバッテリーとフロントパネルをDIYで交換成功!
交換手順は専用工具とともにキットに付属していましたが、注意事項(
※)と合わせて簡単に解説します。
バッテリー交換
・付属の☆型ドライバーでiPhone底面のネジ2個を外します。
・ドライヤーでフロントパネル周辺部を温めて接着剤を剥がしやすくします。
・付属の吸盤をiPhoneフロントパネルの底面近くに吸着してフロントパネルを上げて底面側に隙間を開けます。
・底面側の浮いた隙間に付属のピック状ツールを差し込み、フロントパネル周辺の接着剤を剥がすようにして隙間を広げます。
・フロントパネル上面側が本体に爪で固定されているので下側に引くようにしてフロントパネルを外します。
※この時、フロントパネルのフレキシブルケーブルの場所を確認して断線しないように細心の注意が必要です。
・フロントパネルが開いたら、バッテリーコネクターが接続されている部分の金具を固定しているネジを付属の△型ドライバーで外します。
・バッテリーのコネクターを上に引き上げるようにして外します。
※この時、フロントパネルのコネクター2か所も同時に外しておくことをお勧めします。バッテリーの取外し時にフロントパネルを押すとフレキシブルケーブルが簡単に断線してしまいます。
・バッテリー下側の粘着テープの端を剥がして、ピンセットで引っ張り、ある程度出てきたら指では挟んで左右にゆするようにして少しずつ引きだします。
※バッテリー固定用粘着剤は簡単に切れてしまうので、ドライヤーで温めながら慎重に引き出します。
・粘着剤が剥がれたら、バッテリーと取外します。
・新しいバッテリーに付属の粘着剤をバッテリーに貼って本体に固定し、コネクターを接続します。
・後は分解と逆の手順でフロントパネルを元に戻します。
フロントパネル交換
フロントパネルを開ける所までは、バッテリー交換手順と同じなので省略します。
・フロントパネルを開けて、フレキシブルケーブルのコネクター2か所を外します。
・フロントパネル下部のボタンを固定している金具のネジを付属の△型ドライバーで外します。
・折りたたまれているコネクターを外してから、ドライヤーで温めながらボタンの基板を外します。
・フロントパネル上部のスピーカ?ユニットを固定している金具のネジを付属の+型ドライバーで外します。
・コネクターを外してからユニットを外し、基板をドライヤーで温めながら外します。
・取り外したフロントパネル裏側のパネル周囲のネジを付属の△型ドライバーで外します。
・取り外したパネルを交換用フロントパネルにネジで固定します。
・後は、分解と逆の手順でフロントパネルを元に戻します。
※全体的にフレキシブルケーブルを破損しないように温めながら丁寧に分解するのが注意事項です。