バスを降りると正面に「国立故宮博物院」が見え、200mほど歩いて建物の中で入館チケットを350台湾ドルで買いました。
使用料150台湾ドルの音声ガイドの貸し出しがありましたが使用しませんでした。日曜日でしたがそれほど混雑していなかったので、スムースに入場できました。
階段を上がり3階から展示物を観て回りました。かなりの量の展示物に圧倒されました。展示物は台湾の物というより中国文明の歴史に因んだものが殆どでした。
2800年以上前のものとされる「毛公鼎」や三大至宝とされる「肉系石」は観れましたが、残念ながらヒスイの原石を使って造られた「翠玉白菜」は、貸出中で観ることが出来ませんでした。
ちなみに「翠玉白菜」と「肉系石」は「北京故宮博物院」所蔵の「清明上河図」と合わせて故宮博物院の三大至宝と言われているようで、中国文明の博物館であることが分かります。
中国文明の変遷を辿って展示されていてその保存状態も驚くほどで、収蔵品は約68万点もあり、清朝が残した文物は全体の90%以上とのことです。
一通り、展示品を観て「国立故宮博物院」からバスで士林駅に戻り、昼食を取りに「中山」駅に移動しました。駅を出てすぐの所の「新光三越」に入り、「鼎泰豊」の支店に行ってみましたが、台北101の支店同様に2時間以上の待ちでした。
外に出て10分ほど歩いて2日目にツアーで行った「金品茶楼」の通りの反対側にある「京鼎樓」に行ってみたところ、10人程の待ちで5分も待たない内に中に入ることが出来ました。小籠包、海老チャーハン、水餃子、炒めほうれん草をオーダーして合計770台湾ドルとリーズナブルな価格で、味も大変美味しかったです。日本人観光客のツアーも来ていて、日本にも支店があるのも頷けます。台湾料理というよりは中華料理ですが日本人に味覚に合う味でした。
昼食後、MRTで「龍山寺」に行ってきました。中に入ると辰年のためか盛大なモニュメントが飾られていて、地元でも人気のお寺らしく賑わっていました。
正面の本堂の他、入口付近にも前殿に「三宝仏」があり、奥の方にも後殿と呼ばれる所に5つの神が祀られていて、それぞれ願掛けのご利益があるようで三拝してきました。
龍山寺の三拝の後、MRTで西門駅に行き、台北の原宿といわれる西門町を観てきました。駅前に「元宵節」の街中イベントの龍のモニュメントが飾られていて、やはり辰年は台湾でも特別な年のようです。
戦後は劇場として利用されていたレンガ造りの「西門紅楼」の中に入りましたが、ショップやカフェが入っていて思ったより小さめの建物でした。
空港送迎待合せ時間まで1時間以上ありましたので、西門町の喫茶店で小休止です。あとで調べた所「蜂大珈琲」という自家焙煎の老舗で、自家工場で作っている中華菓子も評判のようです。
休憩後、MRTで「民権西路」駅に戻りホテルで送迎待ちです。待合せ時間より30分程早めに到着しましたが、ホテルから連絡してくれたのか、すぐに添乗員が来て、早めに桃園空港まで車で移動しました。
桃園空港でチェックイン、出国審査を済ませて8時頃に出発し、日本時間で2月26日に日付が変わった頃に無事、羽田空港に到着しました。
ほぼ丸3日の駐車料金6420円を払い雨の中、車で帰宅です。出発日も雨で夜中でしたので車移動で良かったです。3日間と短めの台湾旅行でしたが、年一回のランタン祭りのも参加できて大満足の旅でした。