2日目は旅行のメイン観光先である「九份」と「十分」です。ホテルで朝食を取って、ツアーの待ち合わせ場所である「台北」駅までMRTで移動しました。
台北駅は桃園空港に接続する大きなターミナル駅で駅舎も大きく、広場に小さな機関車が展示されていました。待ち合わせ時間になるとツアーガイドが参加者を点呼してから貸し切りバスまで案内してくれました。
このツアーは人気らしく、大型観光バス3台に分乗です。
途中「金品茶楼」という小籠包の店で早めの昼食を取り、小籠包の他、チャーハンなどを食べました。
ビールは別途料金でしたが、折角なので台湾ビールを150台湾ドルでオーダーしました。中瓶が日本円で750円程度と少し高めでしたが、味は癖が無く飲みやすかったです。
昼食後バスに戻り約1時間で「九份」に到着しました。山間部で天候が変わり易いらしく生憎の雨でした。
バスの中で、「九份」の道案内の説明があり、下車して入口までの案内があり、そこからは自由行動でした。写真で観るより急こう配で狭い階段を上っていきます。
土曜日でしたので、観光客が多く雨で傘をさしていることもあり、なかなか前に進めませんでしたが、しばらくすると「千と千尋」のモデルと云われている「阿妹茶楼」という茶屋が見えてきました。
ここも想像よりも小さな建物で、中に入る人の待ちが多く、中に入ることは断念しましたが、赤提灯や建物の外見と色彩は確かに油屋を連想させるものでした。夜は明かりが燈り更に綺麗になるようです。
もう暫く階段を上がり、右の路地に入ると有名なパイナップルケーキ屋やお茶屋があり、お土産を買いました。路地を戻り、階段の先にも「基山街」という商店街がありますが、混雑しており待ち合わせ時間にまにあいそうになく、階段をおりました。
階段を下りる途中に石に顔料を付けて描く花文字の店があり、苗字を花文字で描いてもらいました。模様に願掛けの意味があるらしく、色彩も豊富で小さな額に入れて300台湾ドルでした。
さらに階段を降りると少し広まった所に「昇平戯院」という金鉱採掘時代の劇場跡地があり、黄金時代のポスターなどを展示していました。
バスに戻り、約1時間で「十分」に到着しました。雨は上がり、先に「十分」駅周辺を観光です。単線の平渓線の線路上で有名な願い事を書いた天燈を気球のように飛ばす「天燈上げ」を行っていました。
待ち合わせ時間になり、ツアーガイドの案内で「ランタン祭」の会場に移動しました。
かなり大規模なイベントで地元のテレビ局の中継車が数台止まっていました。
毎年、旧歴正月15日の「元宵節」に開催される「平渓天燈節」というお祭りで、辰年ということもあり、かなりの混雑で日没まで待機してから会場へ入場しました。
中に入ると番号で場所が決められており、天燈に願い事を書いて、檀上のイベントが終わると天燈に灯火して合図をまって、一斉に天燈上げです。100基近い天燈が一度に上がる様はなかなか感動的でした。
大混雑の中、1時間近くかけてバス乗り場に戻り、車中で配られたおにぎりを食べて約1時半で台北に戻り「寧夏夜市」近くで下車しました。
「寧夏夜市」は比較的大きな夜市ですが、土曜日ということもあり大混雑でしたので一回りしてホテルに戻りました。夜市はできれば平日に行ったほうが良さそうです。