入手したのはコムテックの「HDR360GW」という機種で、旧型の中古品ですがヤフオクで1万円以下でした。別途、駐車監視用ハーネス「HDROP-14」の同等品を1.3千円で購入しましたが、最新型は3万円以上しますので格安で入手できました。
商品到着後、念の為に付属のシガーソケット電源で動作確認しましたがリヤカメラを含めて問題なく動作しました。
カメラの設置場所ですが、前方視界の邪魔にならず、操作のしやすい運転席側のバックミラー裏に設置することにしました。
360度カメラのレンズがバックミラーで隠れないように高さを調整して配線はAピラーを経由して運転席下に通しました。
リヤカメラはリアガラス中央上部のパネルに固定するために、配線をフロントカメラからAピラーからルーフ側の内張を経由して、後席横で一度下してトランクの横から再度リアピラーパネルを通してテールゲートのヒンジを通して配線しました。
この車両は、リヤゲートのヒンジ部分にプラスチックカバーで純正配線を通しており、ネジ2本を外すことで配線を通すことが出来たので、ゴムの蛇腹を通す必要が無く、比較的簡単に配線できました。
電源は運転席右下のヒューズボックスからエーモンの「平型ヒューズ電源 20Aヒューズ差替用」を利用してシガーソケット電源を分岐させました。
BMWのシガーソケット電源はキーロック後、タイマーで15分程度通電が続くのでACC電源の代わりにイグニッションONで通電する電源を、トランクルーム右横の純正ドラレコの配線から運転席下まで配線してリレーの動作電源としてシガーソケット電源をイグニッションONで通電するようにしました。
駐車監視用配線にはACCと常時電源が必要になり、常時電源を車両のバッテリーから取るとバッテリー上がりのリスクが高くなるので、純正ドラレコの駐車監視用にトランクルームに設置済のポータブル電源から運転席下に配線しました。
ポータブル電源のDC12Vは「5521」と呼ばれる外径5.5mm 内径2.1mmのピンプラグでしたので、配線にプラグを加工取付してトランクルーム横から前後のドアシルカバーを通して運転席下に配線しました。
これで、配線が出来たので、駐車監視の動作テストをしたのですが、電圧不足で駐車監視モードに入りませんでした。ポータブル電源の電圧をテスターで測定すると満充電状態でも12V以下となっており、気温低下で電圧降下しているようです。
使用していたポータブル電源は恐らく三元系リチウムイオン電池で電圧も気温20度位で12.5Vと低めのため、冬季は電圧降下を起こすようです。
そこで、満充電で13.5V程度のリン酸鉄リチウムイオン電池を使用したDC電源のパススルー対応で容量200WhのELECAENTAというメーカーの小型ポータブル電源「Mars EM200」をAmazonのブラックフライデーセールで1.8万円位で入手しました。
リン酸鉄リチウムイオン電池は繰り返し充放電に強く、三元系リチウムイオン電池の約6倍、3000回を毎日充放電しても10年近く使用できるもので、満充電で200Whあれば、2台のドラレコで合計1~1.5Ah程度消費としても10時間以上は持つ計算です。
商品到着後、既設のポータブル電源と配線を入替えて走行充電用のカーチャージャーを接続して、動作確認したところ問題なく駐車監視モードに入り、約8時間2台のドラレコの駐車監視録画ができることを確認しました。
360度録画ドラレコと駐車監視用バッテリーをDIYで設置
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