一通りの納車整備を終え、オリジナルの気になる部分のカスタムに着手しました。まずは手ごろなコーディングからです。F系はネットに情報が豊富でしたが、G系はコーディング情報をなかなか見つけられませんでした。
また、手持ちのE-SYSはバージョンが古いためか、ヘッドユニットのコーディングが出来ない状態でバージョンアップが必要でした。ISTAで車両診断した時に車両のi-levelが2022年になっていたので、前オーナがディラーでECUのバージョンアップを行ったためと思われます。
E-SYSのバージョンアップは時間が掛かりそうなのと、G系では、BimmerCodeというスマホアプリでコーディングされる方が多いようでしたので、まずはBimmerCodeでコーディングすることにしました。
オリジナルで気になる部分は主に、ライトスイッチ「0」で、周囲が暗くなると「A」と同様にヘッドライトが点灯する仕様になったようで、ガレージで作業していてヘッドライトが点灯してしまうことでした。
BimmerCodeで、このライトスイッチ「0」でヘッドライト消灯、他のコーディングを行うため、手持ちのE-NETケーブルをiPhoneのLightningに接続するためのアダプターを用意しました。あとはBimmerCode内でフルバージョンの購入(確か7千円)するだけです。
iPhoneの設定で機内モードに切り替えてから、E-NETケーブルを車両のOBDポートに接続して、アダプター経由でiPhoneに繋ぎ、BimmerCodeを起動します。BimmerCodeの設定画面でE-NETを選択して、接続ボタンを押下します。
メーカー選択、車種選択すると、コーディング可能な項目が表示されるので、必要な項目を選択してコード実行するだけですので、非常に簡単です。
E-SYSのようにパラメータを探したりする必要がなく、コーディングミスのリスクも低くなりそうです。
BimmerCodeでコーディングした項目は以下の通りです。
①オート スタート ストップ機能
・オート スタート ストップ機能メモリ 無効→有効
②ライト
・オート マチック ライト コントロール 「A」「0」有効→「A」有効
③ディスプレイオプション インスツルメントクラスタ
(ディスプレイ レイアウト M Sport → M)
ロゴ ロゴなし → M
④ディスプレイオプション iDrive
起動時アニメーション コネクテッドドライブ→Mバージョン1
⑤CarPlay
CarPlay fullscreen mode 無効→有効
⑥オーディオ
警告音 BMW→LL
⑦ミラー
オートミラーチルト角度
100%→70%
BimmerCodeでもカスタムコーディングは可能なようですが、慣れているE-SYSの方が使いやすそうなので、ネットで探してみた所、E-NETケーブルの販売サイトでE-SYSバージョン3.33と対応ランチャーソフトを入手できたので、バージョンアップしました。
早速、BimmerCodeで簡易コーディング項目に加えて以下のコーディングを行い、問題なくコーディングできました。
E-SYSでコーディングした項目は以下の通りです。
①ナビスピードロック解除
・Canseling speed lock value 10→255
・Activation speed lock value 10→255
※Video in Motion
iDrideコントローラ 前倒し+Media→Menu→Media 表示画面でSPEED LOCK解除
②USBビデオ有効化
・Which USB poet to play video off→Both
・Xvid(MP4) Video Decoder off→on
・VCD and SVCD video support off→on
③デイライトON/OFF選択有効化
・Daytime Running Light Checkbox off→ STANDERD
④ナビ起動時警告音
LEGAL_DISCLAIMER_TIME ld_mit_timeout→ kein_ld
⑤自動時刻補正(GPS)
CLOCK_CHANGE_AUTOMATIC nit_activ→activ
SETTING_TIME_AUTOMATIC nit_activ→activ
⑥AUX有効化
CDMM_AUX_HU nit_activ→activ
CDMM_ANALOG_AUX nit_activ→activ
CDMM_AUX_SIMPLE_1 nit_activ→activ