電源はOBD接続用オプション「OBD2-R2」のディップスイッチ設定13(3,4番のみON)で電源ON/OFFと水温、ブースト圧、アクセル開度他の各種車両情報の取得・表示が出来ていました。
この「OBD2-R2」接続時にOBD分岐配線を入手して、車両のOBDポートを2分岐させて片側のOBD端子をBMW純正品に組換えて、足元のOBD接続ポートに固定することで、OBDポートの蓋を閉められるようにしています。
もう片側のOBDポートの常時電源線はギボシ端子でシガーソケット電源と接続して、バッテリー上がり防止の対策済です。この状態で問題なく使用できていたのですが、iDriveユニットのNBT換装後にOBD接続では電源が入らなくなりました。
COMTECのレーザー対応の探知機「ZERO 707LV」のリコール対応済のものを中古で入手して、「ZERO 703V」と入れ替えるのに当たり、OBD接続NGの原因を調べていたのですが、電圧測定しても12.4V~エンジン始動後14V程度と問題なさそうです。
NBT換装でZGWユニット交換しており、ナビユニットの信号をCANからCAN2に信号を変更していることが原因かも知れないと思い、OBDのCAN-H、CAN-LのピンをCAN2信号に変更してもダメでした。
「OBD2-R2」のディップスイッチ設定も色々試してみましたがNGで、過去にCOMTECから販売されていた外車用の「OBD2-R2 IM」の外部電源配線も試してみましたが、これもダメで本体の電源が入りませんでした。
因みに嫁のVWポロ(6R)のOBDポートに「ZERO 707LV」を「OBD2-R2」で接続すると問題なく電源が入るので、「OBD2-R2」自体の故障でないことは確認済です。
OBD接続は残念ながらお手上げ状態となってしまい、「ZERO 707LV」付属のシガーソケット電源での接続は問題ないのですが、この車両のシガーソケット電源はエンジン・ACCオフ後ドアロックしても15分程度通電が続き、レーダー探知機の電源もOFFになりませんでした。
そこで、COMTECの「レーダー探知機用オプション 直接配線コード ZR-02 」を使用してACC電源を「ZERO 707LV」に電源供給する配線を追加で行いました。
BMWのACC電源が取れる場所は限られていて、今回はZGWの配線の中で緑・白の配線からACC信号を取り、リレーを介してリアシートのシガーソケット電源をACC信号に連動してONになるように配線しました。
使用したリレーは、オーディオカスタムで使用して余っていたエーモンの「リレー 4線(4極) DC12V・240W(20A) 3235」でアースは車両のOBDポート近くのボデーに「ZR-02」のマイナス線と合わせてネジ止めして取りました。
元々、サブウーハー用アンプのACC信号用に配線していた電線をリレーの黄色線に接続し、赤色線の入力電源にリアシートのシガーソケット電源を延長して接続しました。
そして、リレーから出力したACC電源に「ZR-02」のプラス配線を接続して配線完了です。この方法で、安定してACC電源を取ることが出来、ACCに連動して「ZERO 707LV」の電源ON/OFFが出来るようになりました。
BMW X3(F25)レーダ探知機DIY配線(OBD分岐&ACC電源取り)
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