新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
昨年末に愛車のBMW X3(F25)の換装したNBTナビの地図バージョンを2023年版に更新しました。
恒例になっている地図更新ですが、昨年USB2.0のメモリーを入手し、車両への書込み時間は大幅に短縮しましたので、
今回は更新までの準備を含めて大凡の所要時間を計測してみました。
結果としては更新完了までの全作業時間は約3時間でした。PCのUSB3.0の後付けボードを使用したため、変換ロスのためかUSB2.0規格のUSBメモリーにコピーする時間が長めですがご参考になれば幸いです。
①ダウンロード
2023年版の地図データはeBayで3千円以下で入手できました。FSCコードは「BMWAiCoder」で簡単に入手できるので、地図データのみの入手です。
購入後、地図データのダウンロード先の連絡があり、早速約28gbの地図データをダウンロードしました。ダウンロード時間は夜間で約1時間でした。
②解凍・USBメモリへのコピー
ダウンロードしたファイルは.zip形式でしたので7zipで解凍するのに約10分掛かりました。解凍した590個のファイルをUSBメモリーのルート直下にコピーします。
USB2.0規格のためか、このファイルコピーに1時間程度掛りました。パソコンのUSB3.0ポートを使ったためかも知れません。USB2.0ポートが有る場合はそちらを使用した方が良さそうです。
③FSCコード生成
車両にバッテリーチャージャーで給電して、ENETケーブルをパソコンと車両のOBDポートに接続して「BMWAiCoder」でFSCコードを生成しました。
所要時間はバッツテリーのバックアップ他の準備を含めて慣れれば10分程度です。
④地図データ更新
USBメモリを車両のデーターUSBポート(通常アームレスト下のコンソールBOX内)に刺すと更新画面が表示されて、FSCコードを入力すると地図更新が始まります。
何故か更新開始まで少し無反応の時間がありましたが、約50分で更新完了しました。
BMW NBTナビの地図バージョンを2023年版に更新
FSCコード作成や地図更新の手順は、以前にも紹介した内容ですが、以下の通りです。
<注意事項>
・コーディングは、オリジナルの状態に変更を加えるので、ディラーの保証が受けられなくなる可能性があります。
・また、誤操作などで車両に異常が発生する可能性も有りますので、あくまで自己責任です。
・当方、趣味の範囲で行っており、手順上の誤りもある可能性があり、サポートなども一切出来ませんのでご了承下さい。
FSCコード作成
・車両とPCをENETケーブルで接続して「BMWAiCoder」を起動します。
・左上の「1.Detectar」→「2.Conect」を押下して車両に接続します。
・「3.Get ECU List」を押下すると、右側にモジュールリスト表示されます。
・画面右下の「FSC」をクリックすると「FSC Tools」画面がポップアップ表示されます。
・「FSC Tools」画面の右に表示されている「00DE」を選択して「Load FSC」を押下します。
・「FSC Tools」画面の右上に現状のFSCコード(1b)が表示されるので、「SAVE」を押下してファイルを作成しておきます。
・「FSC Tools」画面の中央右の「Get form map」で更新する地図データが入ったUSBメモリ内の「Info_Map.imp」を選択します。
・「Get form map」で「contry」と「vercode」が表示されるので確認して「Generate」を押下します。
・「Generate」の下に地図更新する際に入力する更新コードが表示されるのでメモしておきます。
地図データ更新
・車両のデータ通信用USBポート(通常、センターコンソールボックス内)にUSBメモリを刺して暫らく待ちます。
・地図データ更新画面が表示されたら「更新開始」を選択すると、更新コード画面に切替わります。
・「BMWAiCoder」で作成した更新コードを入力すると、地図更新が開始されます。
・ナビ情報を確認して地図バーションが「Road Maps JAPAN NEXT 2023」となっていれば更新成功です。