2022年12月20日火曜日

外壁・屋根塗装は本当に必要なのか?

築30年目の外壁・屋根塗装の施工中です。15年以上前に塗装していますが、北側のカビ・藻の付着やクラック、南面のチョーキングが発生しており防水性能が低下していました。 外壁・屋根塗装というと、訪問販売や施工トラブルなどの情報から本当に必要なのか疑問を感じている方や、実際に新築からまったく施工されない方も多いように思います。 

比較的高額な費用が掛かることもありますが、外見上の大きな劣化や雨漏りがない状態で本当に外壁・屋根塗装が必要なのか自分なりの考えをまとめてみました。
分かり易いのが、自動車で紫外線や雨風にさらされる鉄製のボデーは塗装が剥げると確実に錆びて、放置すると錆びた部分がボロボロになり酷い場合は穴が空いた状態になります。 

住宅の場合は、建て方によって素材は異なりますが木造が多く、基礎のコンクリートを含めて木材も水を吸って劣化する素材で、特に木材は長期間湿った状態にすると朽ちてしまいます。 構造壁や、柱他の構造部材が朽ちてしまうと建物の強度が設計値から大幅に下がり、地震による倒壊のリスクが高まることは想像に難くなく予想することが出来ます。 

我が家の場合、2×4工法で柱と構造壁の組合せで比較的強い耐震性が有りますが、雨漏りによる構造木材劣化のリスクはやはり怖いと感じます。 特に、屋根はスレート屋根になっており、野路板の上に防水シートを貼って、厚さ5mm程のスレート瓦の屋根材で保護している状態で耐久年数は20年と言われています。 

10年前にソーラパネルを乗せる時に、ハウスメーカから屋根の吹き替えを強く推奨され、南面の屋根は吹き替え済で安心ですが北面の屋根は30年経過しています。 30年点検時のハウスメーカ診断は、やはり吹き替え推奨とのことでしたが、北面で熱による膨張・収縮が少なく屋根材自体の劣化も少ないことから今回は再塗装で大丈夫だろうとの事でした。 

防水シートとスレート瓦の寿命が20年ということが吹き替えの根拠になっているようですが、スレート瓦にも年代により種類が多数あり建築時はアスベスト規制がない年代のもので比較的強度が強いもののようです。 アスベスト入りスレート瓦の耐用年数は35~40年という情報もあり現時点で事実雨漏りはないので、塗替えによる塗膜の防止性能維持で後15年程度は行けると判断して、今回は塗替えをすることにしました。 

因みに西暦2000年前後にアスベスト規制が入り、この年代のスレート瓦は脆いようで、ガルバリウム鋼板のカバー工法を勧められることが多いようです。 また、スレート瓦を塗装する場合は、スレート瓦同士が塗料で密着すると、スレート瓦の裏側に雨水が残留して非塗装面の劣化やスレート瓦を固定している釘から雨漏りするケースがあるようで注意が必要です。 

施工中の業者に確認したところ、タスペーサというスレート瓦の密着防止部材を使用して縁切りしていただけるとのことで安心です。 また、塗料はラジカル制御型のシリコン塗料でお願いしたのですが、グレードの高いガラスと同じ珪石や紫外線吸収剤入りの無機ハイブリッド塗料を使用していただいており、期待耐用年数20年以上です。
 

外壁・屋根塗装は本当に必要なのか?


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2022年12月13日火曜日

築30年目の外壁・屋根塗装の見積もり比較

築30年目の外壁・屋根塗装の施工中です。15年以上前に塗装していますが、北側のカビ・藻の付着やクラック、南面のチョーキングが発生しており防水性能が低下していました。2×4工法のハウスメーカで建てており、そのハウスメーカのメンテナンス部門に30年点検と合わせて見積もりをお願いしたところ、300万円を超える見積もりにビックリしました。 

前回は、このハウスメーカにお願いしており、相場より高めなもののそれ程高額な金額にはならなかった記憶があり、150万円程度の予想と大幅な乖離があり、合い見積もりを取ることにしました。ハウスメーカの20年保証も切れており、築30年目ということで、防水性能を維持して、あと20年程度の延命が目的ですのでハウスメーカに拘る理由も無くなったこともあります。 

30年点検の内容としては、外壁の防水性能維持のための再塗装と屋根の防水シートの寿命20年ということで屋根の吹き替えや天窓の交換推奨とのことでした。 10年前にソーラパネル設置に合わせて、南面の屋根は吹き替え工事をしているので北側の屋根が吹き替えの対象になるのですが、北側で日射もあまりないことから今回は再塗装でも大丈夫だろうとのことです。 

あまりの高額な見積もりに驚き、地元のゴルフ仲間に相談したところ、別のハウスメーカでも同様に高額な見積もりで、建材系中堅リフォーム会社が半額程度の見積もりで、そちらに依頼したとのことでした。 

大手のハウスメーカは元請けで多重の下請け構造による手数料が掛かっているのは理解していましたが、新築着工件数が右下がりで減少しているようで、ハウスメーカも利益確保のため、メンテナンスでの利益率を高めているようです。 

紹介していただいた、建材系リフォーム会社と、丁寧な仕事をしてくれたというリフォーム会社の2社に見積もりをお願いして最終的に丁寧な仕事をしてくれたというリフォーム会社にお願いすることにしました。 この2社は、見積もり金額は近かったのですが、建材系リフォーム会社は診断書も提示して貰ったものの、ソーラパネルや蓄電池の取扱いがないとのことが決め手となりました。 

あらためてハウスメーカの見積もりを良くみたところ、塗料の種類はジョリパットというもので、見た目は凸凹の模様で高級感がある?もののカビや汚れが付きやすく、ひび割れもし易いもののようです。 塗装面積も他の2社と比較して大きく、足場設置費用が2倍以上で、塗料の特性上か2倍近い見積もりとなっていたり、モルタルでは必要ないとされるサッシ廻りのシーリングが入っていたり、見積もり総額の18%程度の法外な明細不明経費を含む内容でした。

今回、お願いした塗装が本業のリフォーム会社の社長によると、塗装の種類も首をかしげるもので、昨年販売開始されたプレマテックスという塗料メーカーの最新のラジカル制御塗料で、期待耐用年数16年というものを提案して頂きました。 屋根の方も、同じ会社の屋根用強化色塗料で期待耐用年数16年なので、長期間の防水シートへの浸水が期待でき、天窓のシーリングも劣化部分はコーキングで処理して頂けるとのことで安心です。

3社の見積もり内容を項目別に比較


築30年目の外壁・屋根塗装の見積もり比較


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2022年12月6日火曜日

洗濯機入替と30年使用した給水水栓をDIYで交換

先日、築30年目の外壁・屋根塗装に合わせてキッチンリフォームを行いました。昨年、洗面化粧台はDIYでリフォームしました。風呂のサーモスタット付き混合水栓も中古品に交換修理済です。トイレも10年前に交換済で、残る水回りは洗濯機の給排水部分です。

洗濯機は13年程度使用して高さ調整用のネジ付き足が腐食で破損して脱水時にガタガタと振動が酷く型落ちの格安のものに交換しました。 洗濯機自体は、乾燥機能無しの縦型のもので、洗濯槽に穴がなく汚れが少ないSHARPの2021年モデルでBlack Fridayセールで4万円以下のセール品を家電量販店で購入し古い洗濯機と入替設置して頂きました。 

古い洗濯機と壊れて屋外においてあった乾燥機を合わせて回収して貰ったため、リサイクル料金が倍になり約1万円別途となりましたが、ゴミ処理場に持ち込んでもリサイクル料は掛りますので、回収もお願いしました。 

洗濯機の設置時、給水用の水栓を締めた状態で、水が滲む状態でしたので水栓の交換を勧められ、後日DIYで交換しました。ついでにオートストッパー付きのアダプタを付けて給水ホースの収まりを改善しました。 水栓はホームセンターで約1.8千円、オートストッパー付き蛇口はAmazonで約1.8千円でシールテープを合わせても4千円以下です。水回り工事は1万円程度が相場のようですが、特殊な工具が無くても比較的簡単に交換出来そうです。
水栓交換前に水道の元栓を閉めて水が出ないことを確認してから水栓を反時計回りに回して外します。30年交換していなかったので固着しており、手持ちの大型パイプレンチで緩めて外しました。 壁の水道管のネジに付着していた古いシールテープを歯ブラシで掃除して、新しい水栓にシールテープを10回程、時計回りに巻いて水栓のハンドルが上側になるようにネジ込んでいくだけです。 

注意点としては、蛇口の位置がずれるようならシールテープの巻き数で調整するのですが、シールテープの再利用はNGで一度緩める方向に回してしまうとシール効果が落ちて水漏れの原因になるようです。 水栓交換後、オートストッパー付き蛇口に交換して、洗濯機に付属の給水ホースを接続してから、水道の元栓を開けて水が出ることを確認して交換作業終了です。 

オートストッパー付き蛇口に交換したことで蛇口の出っ張りが少なくなり、給水ホースの取り回しが改善して洗濯機の蓋と干渉しなくなりました。 水栓自体も30年使用したので、サビが浮いている状態でしたので、見た目もキレイになり水漏れや滲みも無く交換して大正解でした。 

排水側は、排水口の位置の関係で排水ホースが洗濯機で圧迫されて少し潰れてしまう状態でしたので、振動防止を兼ねて防振ゴム付きの足で高さ調整をしました。 防振ゴム付き足もAmazonのBlack Fridayセールで4個千円程度で入手したもので、足部分の穴に洗濯機の足が入る形状で振動によるズレも防止できそうで高さも丁度でした。 

築30年というと水回りの漏れや、外壁・屋根の防水性能低下で木部、構造部の腐食などのリスクが高まるようですので、これで水回りは全て交換済となり安心です。 後は年内工事予定の外壁・屋根の塗装工事で、30年目の予防メンテナンスにより、後15年から20年程度は家の寿命を延ばすことが出来そうです。
 

洗濯機入替と30年使用した給水水栓をDIYで交換


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2022年11月29日火曜日

キッチンリフォームの費用内訳

先日、築30年目の外壁・屋根塗装に合わせてキッチンリフォームを行いました。DIYでの施工も考えましたが難易度が高そうで業者にお願いしました。 キッチンリフォームの値引き前総額は約85万円で、概要の内訳としてはシステムキッチン35万円、解体・廃棄を含む工事費用が42万円で合計77万円、消費税7.7万円です。
システムキッチンのメーカはクリナップで普及価格帯のラクエラで、施工をお願いした業者の扱いが多いようで、定価ベースで約100万円のものですが値引き率が高く65%近い値引き率です。 

工事費用の内訳は、①既存キッチン解体:約3万円、②給水・給湯管移設:約5万円、③排水管移設:約3万円、④電気配線工事:約3.5万円、⑤プロペラファン変換キット取付:約3万円、⑥壁下地補強:約5万円、⑦壁タイル補修:約3.5万円、⑧システムキッチン施工:約10万円、⑨配送費:0.5千円、⑩接続費:約2.5万円、⑪産廃処分費約3万円です。 

この他、ガス工事費用としてガス会社から後日、別途約1.5万円の請求書が届きました。外壁・塗装工事と合わせて10%弱の出精値引きをして頂いたので、ガス工事と合わせて約78万円ということになります。 

システムキッチン本体の見積もりは、設備仕様の費用明細や完成予想図や施工図が明示されており、優れたコンフィグレーターを備えた見積もりシステムを導入されているようです。 合い見積もりをお願いした、中堅の建材系リフォーム会社でも同じ見積もり資料が提示されたので、クリナップが導入した見積もりシステムを指定工務店で使用しているようです。 

こちらの見積もり仕様が若干異なりますが、システムキッチン約:100万円、設置・搬送費:約10万円の定価から同じ値引き率65%で約40万円、解体・廃棄を含む工事費用が約30万円、諸経費10%で合計約78万円、消費税10%で約86万円です。 

建材系リフォーム会社の方は、既存のタイル壁を残せないとのことでキッチンパネルの提案となっており、この部分が約8万円上乗せとなり、実際は税込みで94万円の見積もりでした。 キッチンパネルは、タイルのように目地がなく、掃除が楽との説明でしたが、見た目が安っぽく費用もそれなりに掛かるので、タイルを残せて、外壁塗装と合わせた総額が安い業者にお願いしました。 

因みにクリナップの上位機種になると、戸棚やキャビネットが全てステンレスとなり、耐久性や質感を売りにしているようですが、古いシステムキッチンも木製で30年経過しても構造自体の問題はなかったので木製で十分だと思われます。 また、上位機種は値引き率も低くなるようで、選べる設備にも大きな違いは無いようですので、譲れないこだわりが無ければコストパフォーマンスで考えると普及価格帯のラクエラで十分だと思いました。 

システムキッチンの細かい仕様は割愛しますが、食洗器がキャビネットと合わせた定価:17万円、コンロが無水両面焼きのガラストップの定価:約21万円、シロッコファンの平型レンジフードの定価:約12万円といった所です。後日確認したところ楽天で30万円以下で出品されているクリナップの同じ幅のものは、これらの設備は選べないようで、同じ仕様にすると35万円は妥当な金額だという事が分かりました。 

システムキッチン本体価格の他、解体・廃棄やガス工事を含む約42万円の工事費用が掛かったということになり、概算になりますが、工事初日5人で約8時間、2日目2人で約4時間、3日目、キッチン施工1人で約8時間、搬入、ガス、水道工事、各1人で約1時間、合計工数67人時間、43万円/67人時間で見積もり管理などで80人時間として平均時間単金5千円強ということになります。 

キッチン施工費用は時間単金1万円以上と高めに感じますが、DIYでは困難と思われる想定以上の手間と仕上がりを考えるとプロにお願いして良かったと思っています。
 

築30年目のキッチンリフォーム


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2022年11月23日水曜日

築30年目のキッチンリフォーム

自宅は丁度、築30年経過しており、10年前に設置したソーラパネルの10年固定買取期間が来年2月で終了となることもあり、リフォームを決意しました。 外壁塗装は15年以上前に行っていますが、東日本震災時のひび割れがあり、チョーキングと言われる塗膜の劣化もあり防水性能維持の為、屋根と合わせて再塗装します。 

築30年ということで、水回りも水漏れが出ていたので、昨年、洗面化粧台はDIYでリフォームしました。風呂のサーモスタット付き混合水栓も中古品に交換修理済です。 キッチンは水漏れはなかったのですが、15年程前に交換し現在販売されていない幅30cmの食洗器が故障しては修理して凌いでいたのですが、ついに修理不能となり交換はできない状態でした。 

また、ガスコンロも15年位前に一度、交換しているのですが、点火用の電池を交換しても付きが悪くそろそろ寿命で交換が必要な状況でした。 そこで、思い切ってシステムキッチンまるごとリフォームを検討することとして、コストを抑えるためにDIYでできないか調査を進めていました。 

幅が同じ2100mmのシステムキッチンで標準設備のものならネットで送料込み30万円以内で見つかったのですが、古いキッチンの撤去や廃棄、入替に必要な造作が必要です。 また、洗面化粧台と異なりガスの扱いが必要となり、ガス会社の工事手配などが必要なことが分かりました。給排水の水道管も新しいキッチンに合わせて加工が必要となりそうです。 

洗面化粧台のDIYリフォームでは、思いの他、古い洗面台の撤去に手こずり、廃棄もなんとか自分でゴミ処理場に持ち込むことができたのですが、キッチンとなると車への積み込みも難しそうです。 また、両側を壁で挟まれたキッチンなので、吊り戸棚の撤去や新しい戸棚の設置にあたり必要となる天井側の造作工事や換気扇の配管などができるのか自信が持てませんでした。 

そこで、リフォームのついでに、キッチンリフォームも複数業者で合い見積もりを取ってみた所、100万円近く掛かるのが相場であることが分かり、見積もりの詳細を詰めて値引きもあり税込み約80万円でお願いすることにしました。 主な見直し箇所は、スライド引き扉から開き扉に変更で10万程度、キッチンパネルの廃止や食洗器を標準的なものに変更することで約10万円といったところです。
2022年10月に価格改定があり、10%近い値上がりがあったことが痛かったですが、インフレが続きそうな状況で、一度上がった値段は更に上がることはあっても元に戻ることは無さそうなので決めることにしました。 半導体不足で、食洗器の供給不足になっていると聞いていましたが、契約後2週間程度で部材が揃ったようで、工事が始まりました。 

工事は3日間で、初日に解体撤去と、新キッチンにあわせた給排水管やガス管のとりまわし工事、シロッコファン換気扇への変換キットの改造、吊り戸棚を含めた下地木材の造作工事などを行っていました。 2日目は、吊り戸棚上部の木枠造作工事で、壁や天井に合わせて吊り戸棚を所定の高さにするための台座のようなものの工事が中心で半日程度で終了しました。 

3日目にキッチンメーカの指定工務店による、キッチン搬入から設置工事までで、かなりの量の梱包部材を組立てながら最初に換気扇と吊戸棚を設置してから、流し台と天板を水平を取ってを設置していました。 この設置作業も結構大変そうで、プロでも朝から夕方まで丸1日掛かり、終盤でガスと給排水管の工事を別の方が行い、最後に綺麗にコーキング処理していただきました。 

設置後の感想としては、さすがにプロの仕事で残したタイル壁との取り合いもバッチリで、懸念材料の食洗器の容量も問題なく、不具合は見当たりませんでした。 のべ10人位のプロの方が2.5日掛かる内容で、やはりDIYでの交換はかなり難易度が高そうで、思い切ってリフォームして大正解でした。
 

築30年目のキッチンリフォーム


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2022年11月15日火曜日

車載DAP(XDP-20)のグランドループノイズ対策成功!

愛車のBMW X3(F25)に格安DAP(XDP-20)を導入して、DAP内蔵の高性能DACで176.4Khzにアップサンプリング、HI-bit32オンにしてラインアウト出力して、車のAUX端子に接続しています。 

このDAPはACGというマイナス側を0Vに制御するバランス接続で駆動することが出来ます。音のキレが良くなったのでこの接続を使用しています。 DAPにUSB給電しながら車両のAUX端子に接続しており、USBのグランドとAUXのグランドでグランドループと呼ばれる状態になるようで、音量を上げるとノイズが酷くなります。 

給電用USBのケーブルを外すとノイズは収まるので、DAP内蔵バッテリで駆動すれば問題ないのですが、いちいちUSBケーブルを抜き挿しするのは面倒なので、対策することにしました。
最初にAUX側に割り込ませで、グランド切断する安価なアイソレータを試してみたところ、ノイズは収まるのですが音声信号もトランス変換される為か音質劣化が酷く、時々ガリ系ノイズも出てしまいます。 

給電側のUSBアイソレータは価格高いものが多く、まずは産業用の安価なもので試してみたところ、ノイズが綺麗に収まりました。 ただし、給電電流が少ないようで、DAP側の充電中ランプが点灯し続ける状態でした。テスターで測った所、電圧は5.5V位で問題なさそうですが、DAPに悪影響がありそうなので別のものを入手しました。 

入手したのは「TOPPING HS01 USB2.0アイソレーター」というもので、PCとDAC間のUSBケーブルに割り込ませる用途のもので、音声信号の品質もよさそうなもので、補助給電用の端子付きのものです。 価格はAmazonで7900円と、DAP本体に近い価格ですがグランドループから発生するノイズを実測で最大50dB低減可能という製品説明と補助USB給電機能があり、思い切って購入しました。 

「TOPPING」というメーカは比較的安価なPC用DACも販売しており、そちらの評価も比較的高く、給電によるDAPへの悪影響が軽減できそうなのも決め手になりました。 実際にUSBアイソレータを接続したところ、AUXのボリュームを最大にしてもノイズは殆ど無く、給電もDAPの充電中ランプが消灯するので問題なさそうです。 

一応、補助給電ようのType-C USBケーブルも同時入手して試してみた所、ノイズが酷く給電側のグランドに接続されてしまう仕様のようです。トランス変換電流には限界があるのかも知れません。 当然ですが、音声信号はAUX側でトランス変換されないので音質への影響がなく、電源ノイズが大幅に減少した効果もありそうで大満足です。 

あとは耐久性ですが、熱のこもり難い車内の足元近くに設置しており、連続給電時間は2時間程度の使用条件となり、大丈夫だと思いますが長期使用で気づいたことがあれば再度投稿したいと思います。

 

製品説明(出展:Amazon)

★真のUSB2.0高速:HS01は、PCM 32bit / 768KHZやDSD512Nativeなどのハイレゾオーディオ伝送と互換性のあるUSB2.0高速伝送をサポートしています。 
★低レイテンシー:レイテンシーはわずか0.29usで、hifiおよびプロフェッショナルアプリケーションのニーズを完全に満たします。【注:通常、USBデバイスのレイテンシーは約5000us〜20000us(5ms〜20ms)です】 
★接続について:HS01をマザーボードのUSBポートに直接接続することをお勧めします。 (フロントポート、USBハブはお勧めしません。) 
★グランドループから発生するノイズを効果的に除去します。実測で最大50dBのノイズ低減が可能です。 
★HS01に接続する機器が電流出力能力を超える場合、外部補助電源を使用することができます。なお、スマホの充電器のように、アースから絶縁された電源を使用することをお勧めします。リニア電源やその他のアース付き電源はお勧めできません。

車載DAP(XDP-20)のグランドループノイズ対策成功!



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2022年11月8日火曜日

車載DAP(XDP-20)のACGバランス出力で音がキレキレに!

愛車のBMW X3(F25)に格安DAP(XDP-20)を導入して、DAP内蔵の高性能DACで176.4Khzにアップサンプリング、HI-bit32オンにしてラインアウト出力して、車のAUX端子に接続しています。3.5mmジャックのアンバランスで接続しており、DAP(XDP-20)は2個のDACを搭載していますが、アンバランス接続ではシングルDACの動作となっているようです。 

車体側のiDriveやDSPアンプはバランス接続には対応していないので、この接続方法しかないと思っていたのですが、ケーブルでバランスからアンバランスに変換する方法があるようで試してみました。 通常、バランス接続は左右チャンネルのプラスマイナスで4芯のケーブルになっていますが、このDAP(XDP-20)にはACGというマイナス側を0Vに制御する方式を選択することが出来ます。 

 詳しく無いのですが、論理的にはアンバランスの3芯ケーブルのグランド線に左右チャンネルのマイナス側を結線することが可能となり、バランスからアンバランスにケーブルで変換可能ということのようです。 これにより、左右チャンネルそれぞれに2個のDACを使用することが可能になると考え、音質的にどうなるのかを試してみました。
注意点としては、通常のバランス接続では、アンバランス対応のアンプに負荷が掛かり機器故障に繋がる可能性があるということで、ACGバランス出力可能なパイオニア、オンキョーのDAPでのみ可能ということです。 

使用したバランスからアンバランスに変換するケーブルは「G&V φ3.5mm三極(メス )→ φ2.5mm四極(オス)オーディオ変換ケーブル 接続アダプター GV-3N-2BA」というもので、その製品説明にも対応機種が明記されています。 製品説明の対応機種に「XDP-20」の記載はありませんが、ACG対応機種ということで問題ないと思いますが、購入される場合は自己責任ということでお願いします。 

この手のオーディオ用変換ケーブルは、異常なほどの高価であることが多いですが、この製品は1500円以下と比較的安価で2.5mm側がL字になっており配線のおさまりも良さそうなので、試しに使用してみることにしました。 

実際にACG駆動で再生した音は、低音から高音までとてもキレが良くなり、好みの音になり大満足です。特に低音のキレがよくボワーンとした残響音が大幅に減りました。 ただし、高音のキレも良くなりますので、ソフトドームツイーターでも超高音域の音が耳に刺さり気味なのが気になりますが、ドライブ中の眠気防止には良さそうです。 

ホワイトノイズで、周波数特性を調べてみましたが、バランス接続と同様フラットで高音域が持ち上がっているということは有りませんでした。 ゴルフ場の往路で眠気を防止するのに丁度良さそうです。リラックスしたい帰路は、iDriveのUSBメモリに切替えるなどして使い分けすれば問題無さそうです。

製品説明(出展:Amazon)

・2.5mm四極(オス)対応機種:ONKYO DP-X1・DPX1A、DP-CMX1、XDP-300R、iriver AK70・AK100II・AK120II・AK240・AK380、SounDroid VALOQ・VANTAMシリーズ 
・3.5mm三極(メス)対応ケーブル:通常オーディオケーブル
 

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BMW X3(G01)ユーザ車検一発合格!費用約4万円

愛車のBMW X3(G01)が車検時期になり、24か月点検の結果も問題無しでしたので、ユーザ車検にトライしました。 点検の記事でも記載しましたが、 車検自体は陸運事務所の検査ラインでチェックを受けるだけですので、問題なく合格 しました。 今の車では定期点検整備と消耗品交換をしっか...