極力選曲操作をしなくても良いように、PCで複数のプレイリストを作成してマイクロUSBにコピーすることで、XDP-20のプレイリストに同期させました。とはいっても、バッテリー保護のため、再生停止後10分で電源OFFの設定をしていることもあり、電源ON操作やプレイリスト選択時にXDP-20の液晶画面を使用します。
そこで、運転席から手の届く所にXDP-20を設置するため、以前にiPodの設置に利用していたエアコン吹き出し口のスマホホルダーを流用して、ヘッドホンコードと充電用USBケーブルを入手しました。
ノイズ対策、ケーブルの引き回しと価格を考慮して「UGREEN オーディオケーブル 3.5mm 片側L型」と「LoongGate正角マイクロUSBケーブル」をAmazonで購入しました。
2本のケーブルの引き回しは、エアコン吹き出し口を通して、運転席側に設置したシガーソケットとAndroidモニターのAUX入力を分岐させたAUX入力端子に接続しました。
両ケーブルとも片側がL型になっており、XDP-20の端子に接続しても大きく目立たないようにしたことで、配線が殆ど見えないように引き回すことが出来ました。
運転席からの操作も左手を伸ばした所になり、視線移動も最低限に抑えることが出来ます。主に信号待ちでの操作になるので左手でも問題なく行うことが出来ます。
USB充電時にノイズが乗るので、現在販売されていないようですが、以前使用していたビートソニックのON/OFF可能なノイズ低減USB電源に接続して、大分ノイズを減らすことが出来ました。
音源はハイレゾ音源ではなく、純正ヘッドユニットiDrive用にCDからFLAC(ロスレス)にリッピングしたものですが、DAP内蔵の高性能DACで176.4Khzにアップサンプリング、HI-bit32オンにしてラインアウト出力しています。
CD音源のサンプリング/量子化ビット数が44.1Khz/16bitなので、理論値でサンプリングで4倍、量子化で2倍の記録密度に変換したアナログ音源を使用していることになります。
ただし、大本が原音からCDにした音源なので、原音を正確に再現したものではなく、純正ヘッドユニットとDSPアンプを経由しているのでダウンサンプリングされていると思われます。
純正ヘッドユニットiDriveはアルパイン製で非公開ですがCD再生機能があるので、44.1Khz/16bitだと思われますが、非公式でFLAC音源にも対応しているのでもう少し高いかも知れません。
何れににても、純正ヘッドユニットiDriveのUSBポートに直接接続したUSBメモリのFLAC(ロスレス)音源より、AUX経由のXDP-20のDACを通した音の方が奥行や音の厚みが増したように感じます。
視聴している音源はインストルメンタルのフュージョン系が多く、倍音が多く微妙な音程の誤差のある、ボーカルやクラシック、オールドジャズなどの楽曲では、もう少しハイレゾの違いが出るかもしれませんが、ご参考になれば幸いです。