音を聞いた状態で、イコライザー調整しても変化を感じなかったので、ホライトノイズを使用して、簡易スペクトラム測定可能なスマホアプリを使用してみました。
車両のイコライザー(低音、高音のみ調整可能)をフラットにした状態で、室内センター付近でホワイトノイズのスペクトラムを計測しました。
200Hz付近に山があり、500Hz上付近に谷がありますが1K以上は、ほぼフラットで15Khz付近から減衰していましたす。
1Khz以上がほぼフラットなのは増設したツイータの効果と思われます。ソフトドームツイータのため20Khz付近の超高音域はでていないのも納得できます。
AndroidモニターのDSPアプリのイコライザーで、山谷部分を調整してみましたが、スペクトラムにほぼ変化はないようです。
試しにコーデイングで、HU_NBT(純正ヘッドユニット)の「AUDIO_SYSTEM」パラメータを”streo”から"hIfi"や"tophifi"に変更してみましたが、イコライザー調整は効いていないようです。
試すことは出来ないですが恐らく、この製品も工場オプションのDSP付きアンプが前提となっているのではないかと推測されます。
DSPチップやADC、DACが内蔵されていて、純正ヘッドユニットのアンプの音質調整が出来ることを想定したのですが、期待外れだったようです。
残念ながら、AliExpressでの製品説明の「DSP内蔵」やユーザレビューの「音が良くなった」などの情報を頼りに製品選択した自己責任ということになります。ただし、モニター画面の大型化、無線CarPlay、ネット接続により数多くのAndroidアプリが使用できる他のメリットは大きく、暫く使用してみて再度レビューしたいと思います。
音質に関しても、コーデイングした”tophifi”の他、「AUDIO_SYSTEM_VAR」パラメータを"4"にした所、低音が効いたメリハリのある音になり、より好みに近くなりました。
簡易スペクトラム計測の結果も、それほど山谷が大きくないことが確認できました。Androidモニターのソフトウエア更新時に再度、DSP機能も確認してみたいと思います。