結果としては、コーデイング後もモニターは「No Signal」の状態です。NBTモジュールの起動音やコーデイングは成功しているので、怪しいのはモニターです。
モニターはMY2016のX4のもので、NBTevo搭載車両のものです。NBTevoからモニター信号「APIX」の仕様変更されており、さらにモニター電圧も7.5-9Vから12Vに変わっているようです。
モニターはMY2016のX4のもので、NBTevo搭載車両のものです。NBTevoからモニター信号「APIX」の仕様変更されており、さらにモニター電圧も7.5-9Vから12Vに変わっているようです。
モニター電圧はクアッドロックの電源ラインから分岐させて、モニターに12V電圧を掛けてみましたが、結果は「No Signal」のままです。
NBTのコーデングパラメータで「APIX」を探してても見つからず、このNBTevo用モニター(タッチパネル対応)とはモニター信号の互換性が無いようです。
やはり、NBTからNBTevoの仕様変更を甘くみていました。モジュールの組み合わせは要注意ですね。出来れば同じ車両のモジュールを組み合わせるのが確実という教訓です。
ヤフオクで、MY2014のNBT搭載X3のモニターが約5千円で入手できたので、到着待ちになります。モニター変更後の動作確認を別途記事にします。
E-sysのバージョンアップとアクティベーションについての詳細
<注意事項>・コーディングは、オリジナルの状態に変更を加えるので、ディラーの保証が受けられなくなる可能性があります。
・また、誤操作などで車両に異常が発生する可能性も有りますので、あくまで自己責任です。
・当方、趣味の範囲で行っており、手順上の誤りもある可能性があり、サポートなども一切出来ませんのでご了承下さい。
手持ちのE-sys(コーデイングツール)のバージョンが「3.24.3」、PSdZData(コーデングデータ)のバージョンが2014年までの「53.4」と古い状態でした。
PSdZDataを最新のものに置き換えてみたところ、E-sysの起動エラーとなり、E-sysのバージョンアップが必要となるようです。
古いE-sysをアンインストール後、以前に導入した、ISTA+(車両診断ツール)に付属していた、E-sys(バージョン「3.30.0」)をインストールしました。
PSdZDataは2021年まで対応している最新のLigt版をネットで入手して、E-sysバーション「3.30.0」で使用できるようになりました。
この状態でも、車両にイーサネットケーブルを接続して、モジュールの読み込みは可能ですが、コーデングデータの読み込みでエラーになりました。
調べてみた所、最新のE-sysはコーデイングに必要なPINを「E-sys Lancher Pro」というランチャーで生成するようで、このソフトも入手してインストールしました。
因みに、PSdZDataのFull版は圧縮形式でも50GB近いデータになり入手困難です。ただし、モジュールのファームウエアアップデートはFull版が必要になるようです。
ZGWのファームウエアバージョンアップのため、「TAL-Prosessing」という機能でモジュールをフラッシュを試みましたがエラーになりました。
ようやく、コーデイングが可能となりましたので、車両にイーサネットケーブルで接続して「Expert Mode」の「Coding」機能でNBTのアクティベーションをします。
VO(Vehicle Order)読込み後「Activate FA」してから「SVT Read(VCM)」して、NBTモジュールの「HU_NBT」を右クリックして「Code」を選択します。
そして、関連モジュールの「KOMBI」(メータクラスター)も同様に右クリックして「Code」を選択します。
「KOMBI」をアクティベートすると走行距離や燃費データは全て初期化されていしまいます。時刻設定のワーニングも表示されるのでi-Driveで設定します。