新型コロナウイルス禍での換気も必要になり、冬季に窓を開けた換気は部屋の温めた空気を一緒に汚れた空気と一緒に排出することになります。
現在は、ホルムアルデヒド対策で24時間換気が義務化されているようですが、我が家は義務化以前に建てているので設置されていません。
調べた所、主に室内の空気と外気を熱交換して換気する1種と排気ファンで排出した空気を吸入穴から取り入れ替える3種の2種類の換気システムがあります。
3種換気は窓を開けた換気とそれほど変わりなく熱損失が発生してしまうので、後付け可能な熱交換式の1種換気扇を導入することにしました。
換気機能付きのダイキンエアコンも検討しましたが、エアコンの暖房は吹き抜けのあるリビングでは温まるのに時間が掛かり足元も寒いため止めました。
因みにエアコンの暖房はヒートポンプ式で最新のものだとガスや石油ファンヒーターよりランニングコストは低いようですが、部屋が乾燥してしまします。
因みにエアコンの暖房はヒートポンプ式で最新のものだとガスや石油ファンヒーターよりランニングコストは低いようですが、部屋が乾燥してしまします。
ダイキンの加湿機能付きエアコンは換気も可能なようですが加湿機能の消費電力が約700Whと非常に電力を必要とするようです。
導入した熱交換式換気扇の消費電力は弱運転で6.5Wh、強運転で11.5Whと高効率で加湿は既設の気化式の空気清浄機と合わせて約50Whです。
換気扇の強運転での電気代はKW28円として1時間当たり約0.3円、24時間で7.7円、1か月で200円強という事になり、空気清浄機と合わせても約1千円です。
有効換気能力は弱運転で10㎡/h、強運転で15㎡/hとあまり高くないですが、120㎡の床面積で2時間で空気を入替える換気量が約150㎡/hのようですので、
自宅リビングの床面積を約20㎡として計算すると、25㎡/hの換気量が必要ということになりリビングの空気を入れ替えるのに強運転で約3時間掛るという計算になります。
したがって窓を開けた換気と併用する事になりますが、頻度は大幅に減るので寒い思いをして窓を開けて換気する熱損失をかなり減らすことができそうです。
大掛かりなダクト式の全館換気システムは新築でないと導入は難しく非常に高価となりますので、これで様子を観ることにしました。
設置も比較的簡単で、エアコン配管用の65mmの穴を壁に開ける必要がありますが、電動ドリルがあればAmazonでエアコン穴用のホールソーが千円以下で入手できます。
ホールソーで壁に穴あけ後、給排気用のパイプを壁の穴に通して室外カバーを取付てシール材で防水処理します。後は換気扇本体を固定する台座を室内側に固定して100V電源に接続するだけです。
取り付けてみた感想としては、熱交換式のため当然ですが換気扇の前に手をかざしても外の冷気は入ってきません。
運転音は日中は殆ど気になりませんが、就寝時に強運転だと少し気になるかも知れませんので寝室に設置する場合はベットから離れた場所にしたほうが良さそうです。