インジェクターは精密部品で特にガソリン車でも直噴の場合は定期的な洗浄をしたほうが良く、ハイオクガソリンには洗浄剤(通常PEA)が含まれています。 軽油にはこのような添加剤は含まれていないので半年に1回程度、洗浄剤を使用しています。
以前はワコーズの「D-1 ディーゼルワン 」を使用していましたが、1Lで約5千円と高価で50L~200Lに1本使用するように指定されているので、 70Lの愛車に使用する場合は最大でも3回分で1回当たり1.7千円となり、純正の添加剤(100mlで2千円強)とそれほど変わりません。
マツダのディーゼル乗りの方から「ディーゼルウエポン」なるものがあるとの情報を頂き、ネットで調べてみると名前が如何わしいもののコスパが高く効果ありとの評価が多く、 愛車にも使ってみることにしました。
この「ディーゼルウエポン」には洗浄剤の他にノッキング防止のセタン化価向上剤が配合されているようで、BMWの純正添加剤と同様の効果が期待できます。 価格は500mlで2千円強(送料別途必要)、50Lに対して30mlの指定ですので70Lの場合は1回当たり約40mlで12回分となるので1回当たり200円以下と圧倒的にコスパが良いです。
軽油残量50L位でしたので30ml添加してみましたが、さすがに添加直後は騒音や振動に変化は感じませんでした。 200km走行後の騒音も測定しましたが、あまり変化はありませんでした。以前に添加したワコーズの「D-1 ディーゼルワン 」の効果がまだ残っていたのかも知れません。
200km程走行した感想としは、セタン価向上の効果かエコモードでもトルクの付きが良くなったようでアクセル開度が小さくても流れに乗れる感じがしました。 今時のエンジンはノッキング制御をしていると思いますがノッキングしにくくなった事で燃料噴射タイミングが良くなるのかも知れません。
これから冬季になると軽油の凍結防止のため成分が変わりセタン価が低くなるようですので、給油2回に1回程度使用してみようと思っています。 別記事でも記載しましたが、ディーゼル車ならではの注意点として軽油は低温になると凝固するようでJISで規格が定められています。
一般的な軽油は1号軽油と呼ばれるもので、マイナス1度以下になると凝固してしまう可能性があるため、首都圏のガソリンスタンドでも冬場は2号軽油というマイナス5度まで凝固しないものに地下タンクの軽油を入れ替えて供給しているようです。
寒冷地では、さらに凝固点が低い3号軽油を販売しているので、寒冷地へ行く際には現地で給油し、タンク内の軽油を混ぜて凝固を予防するようにすると良いようです。
軽油のJIS規格
出展:日本産業規格(JIS)「ディーゼルウエポン」をBMW X3(F25)に入れてみた
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