自己流の部分もあり、正しいとされている内容と異なる点があるかも知れませんが、何十年とDIYでタイヤ交換してきてトラブルは発生していませんので、タイヤ交換しない場合でもゴールデンウイークで家族を乗せて長距離運転する前の安全確保などにも参考になれば幸いです。
まずは、道具をそろえる必要があります。最低限必要なものはジャッキとトルクレンチです。ジャッキは出来れば油圧ジャッキで車体を上げて馬を掛けるのが安全ですが、手軽なパンタグラフジャッキを使用しています。
パンタグラフジャッキは、KTCのもので車体にあてがう部分がBMWの樹脂製のジャッキポイントの奥にしっかりと合うものを使用しています。
①ジャッキアップ
水平で地面が固い場所でジャッキアップ前にパーキングブレーキをしっかり掛けて、ホイールボルトをレンチで緩めてから、タイヤの下側に手が入る高さまでジャッキアップします。 パンタグラフジャッキは車体が前後に動くと転倒する恐れがあり輪留めをすると安心です。万が一パンタグラフジャッキが転倒した場合に備えて、外したタイヤを車体のサイドシルの下に置いておきます。
軟弱な土や砂利の場所や傾斜のある場所でのジャッキアップは非常に危険で、パンタグラフジャッキが転倒しやすく、車体の下に潜る行為は、車体の下敷きになる恐れがあり厳禁です。
ジャッキアップがDIYでのタイヤ交換の一番の難関で比較的簡単な作業ですが、ここは確実に車体が動かないように慎重に行うひつようがあります。
②タイヤ外し
ジャッキアップが出来たら、緩めておいたボルト(国産車の場合はナット)を外していきます。この車両はボルトで固定しているのでタイヤの脱落防止で、全てのボルトを外す前にガイド棒を入れています。 このガイド棒は無くても、外すタイヤの下に足を入れておけば脱落させずにタイヤを外すことが出来ますが、ガレージの作業スペースが狭いので使用しています。この車両はSUVでタイヤサイズが大きく重量も1本20Kg以上ありそうで脱着が大変ですが、腰を痛めないように気を付けてタイヤを外します。
タイヤを外すと足周りの点検が出来るので、エアガンで掃除をしてボルトの緩みやゴム部品の劣化がないかを点検しています。ブッシュやブーツのゴム部品の劣化予防で呉のラバープロテクタントを塗布しています。
ブレーキパッドとブレーキディスクの厚さもタイヤ交換時にチェックしています。
ドイツ車はブレーキディスクの減りが早く、ブレーキパッド交換2回に1回はブレーキディスクも交換することが多いです。
この車両は、ブレーキディスクへの攻撃性が低い低ダストタイプのブレーキパッドに交換しているので、ブレーキディスクの寿命は延命できそうです。
③タイヤ装着
あとは、交換するタイヤのボルト穴をガイド棒に合わせて、ホイールをハブに密着させてボルト穴のセンターがハブの穴に合うようにタイヤを回転させて、ボルトを1本仮締めします。 1本仮締めしておけば、残りのボルトを手作業でボルトが垂直にかみ合うように注意しながら数回転締めて、電動レンチで仮締めしていきます。電動レンチが無い場合は手作業で仮締めします。ボルト(ナット)の本締めは、ジャッキから車体を下ろしてから、所謂1G締めという状態で行いますので、仮締めはホイールがハブと密着している状態であれば手締めで大丈夫でジャッキを下ろして、車重がタイヤに掛かった状態で、トルクレンチで規定トルクで本締めします。この車両の指定トルクは140kgで、トルクレンチの目盛りを合わせて、締め付け時に1度カチ音がするまで締め付けます。
この締め付けもタイヤ交換のポイントで、締め忘れが無いように全てのボルト(ナット)を確実に規定トルクで締めたかを2周してチェックします。
トルクレンチ無しで、十字レンチで体重を掛けて締めたりすると、ボルト(ナット)の山が潰れて最悪破断する恐れがあり注意が必要です。
タイヤ装着後、指定空気圧に調整してテスト走行後、もう1度、トルクレンチで全てのボルトの増し締めを行います。増し締めと言っても規定トルクで1度カチ音がすればOKです。
タイヤ交換後、100Km程度走行後に再度、増し締めしておきます。あとは次のタイヤ交換か12か月点検と車検の時点でチェックすれば万全です。
また、コンプレッサーやタイヤ空気圧調整用機器がない場合は、ガソリンスタンドで指定空気圧に調整しておくことが重要です。通常空気圧調整は無料サービスで、セルフスタンドでも設置されている事が多いです。
季節によって外気圧が変化したり、パンクしていなくても徐々に空気が抜けることもあり、給油の際に1か月に1度程度は空気圧のチェックをしておいたほうが良いです。
GW長距離走行前の点検にもご参考に! DIYでタイヤ交換する場合の注意点をまとめてみた
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