気象情報と連携してAIで停電リスクがある場合にオプションで自動で蓄電池の運転モードを切り替える機能もありますが、設置時にこのオプションは選択していないので、手動で切替えました。
台風の場合は、天気予報で事前に停電リスクを予測できますが、地震の場合は突発的で自動切換えでは対応困難と思われますが、地震発生から停電まで時間がある場合は手動で切換えることも可能です。
「充電モード」にすると、2KWh程度で充電するよう制御しているようで、容量6.5KWhの蓄電池の場合、満充電まで3時間程度掛かることが分かりました。
この蓄電池は、停電に備えて「キープ容量」を設定でき、10%キープで運用しているので、蓄電池を使い切った状態で実質的には約5KWh程度の充電が行われることになります。
夕方、台風13号が温帯低気圧に変わり、強風による停電リスクは無くなったので、太陽光発電がほぼゼロになった17時に通常運転モードの「クリーンモード(夜間充電なし)」に切換えて、停電時に満充電の蓄電池でどの程度凌げるのか検証してみました。
17時から放電開始して、約6時間は停電想定で、リビングの照明と情報収集用TV、および扇風機を使用して、冷蔵庫他の待機電力と合わせて0.5KWh程度の消費電力でした。
この日は、日中も気温30度以下で、エアコン無しで過ごすことが出来ましたが、猛暑でリビングのエアコンも使用する場合の消費電力は、約2倍の1KWh程度になると思われます。
単純計算で、放電開始後0.5KWhで6時間ですので、3KWhを消費したことになります。エアコン使用の場合は6KWh消費でこの時点で蓄電池を使いきってしまうことが想定されます。
放電開始後、夜11時に就寝想定で、家電をすべてOFFにした状態で消費電力は0.3KWhで、冷蔵庫の定格消費電力が167Wですので、他の家電の待機電力が150W近くあることが分かりました。
この状態で、翌日の朝5時時点、蓄電池放電開始後12時間で、残りがキープ容量位まで減っていました。つまり夕方までに蓄電池を満充電にしておければ、待機電力削減などの停電時の節電の工夫によって太陽光発電が期待できない夜間の電力をなんとか賄えることが分かりました。
停電翌日も復旧せずに悪天候で、太陽光発電が少ない場合は翌日は電力を使えない状態も想定されますが、大災害でなければ通常は2時間~1日程度で復旧されると期待できるので、十分と思われます。
大災害で何日も停電状態となるような場合は、避難所や車中泊を利用することになると思いますが、家で生活できる状態でソーラーパネルや蓄電池も稼働していれば自給生活も不可能ではなく、蓄電池導入の大きなメリットになりそうです。
容量6.5KWhの全負荷型家庭用蓄電池で停電時どの位凌げるのか検証してみた
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