蓄電池対応パワーコンディショナー他の部材が半導体不足の影響で半年程の納期が掛かると言われていたのですが、約3か月で入手でき、2023年2月末のFIT固定買取期間終了前に設置できました。
中古で入手した蓄電池はソーラパネルと同じメーカのシャープ製で、公称容量6.5KWhの「JH-WB1921」というモデルで2021年製造の約1年落ちのものをリサイクルショップで20万円で購入しました。
保証対応のことを調べずに入手したのですが、いざ業者に設置見積もりを取る段階で、中古蓄電池を接続すると他の機器を含めて保証対応外となるとのメーカ方針で、業者に交渉していただきましたがNGでした。
メーカが部材の提供もしないとの頑なな対応で、電気自動車よりも環境条件の良い住宅用蓄電池のリサイクルに対する企業姿勢に強い疑問を持ちましたが、ソーラパネルも10年間故障無しでしたので、保証無しで対応していただける業者を紹介していただきました。
蓄電池の他、10年~15年で交換推奨とされているパワーコンディショナーを蓄電池対応のものに交換し、蓄電池用コンバーターを追加して、停電時全負荷対応の工事で現調後、100万円を切る見積もりとなり、お願いすることにしました。
蓄電池を含めた見積もりは取っていませんが、同様の容量のもので約180万円でしたので保証無しですが、60~70万円の導入費用削減となった計算です。
パワーコンディショナーの交換や、蓄電池との接続、分電盤の配線変更工事等、電気工事士の資格が必要で、DIYでは難易度が高く必要部材の入手も困難ですので、中古品の導入はお勧めできません。
導入した蓄電池対応パワーコンディショナーはソーラパネルと同じメーカのシャープ製で、将来EV連携も可能な最新型の「JH-40NF2」というモデルです。
定格出力4.0KW、変換効率96.0%で、2023年~2024年にEV用コンバーターが発売される予定で、EVやPHEVとの連携も可能になるという製品です。
実行容量5.4kwhと比較的少容量の蓄電池ですが、日中の余剰電力を売電から蓄電池に充電して、夕方から自己消費することで最大5kwh×買電単価30円=150円/日、4500円/月の蓄電池単体での電気代節約になります。
ソーラーパネルの初期費用を固定買い取り価格10年で回収できたとすると、日中、発電中の自家消費1kwhとして、最大8kw×買電単価30円=240円/日、7200円/月、蓄電池分を合わせて11700円/月、140400円/年の電気代節約となりかなり大きいです。
この試算なら約10年で回収となりますが、以前に検証した2.5Kwの比較的少量ソーラーパネルの回収に後5年程必要なので蓄電池を含めた回収期間は約25~30年といった所です。
蓄電池単体では、最大約5.4万円/年の経済効果で20年でも元は取れませんが、今後の電力料金次第ではもう少し良くなるかもです。やはり停電時の利便性や安心といった保険的付加価値を魅力に感じない方はソーラパネルのみ導入の選択となると思います。
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