不幸中の幸いで車体の前に自転車が止めてあったので大きな凹みにはなりませんでした。
修理に出すとそれなりの金額が必要となりそうで、それほど目立つ凹みではないので、放置するか思案していましたが、デントリペアツールが比較的安価で入手できたのでDIYで修理にチャレンジしました。
入手したデントリペアツールは、グルーガンでタグを車体に貼り付けて引っ張るタイプのもの(約3千円)と、引っ張り過ぎた部分を修正するハンマー付きリベット(約1千円)で合計4千円程です。
凹み具合を確認するためのラインボードは、ネットでA4サイズのPDFを見つけたものを印刷して、透明のクリアファイルに挟んで段ボールに貼り付けて自作しました。
最初は脱脂後、グルーガンでタグにグルーを溶かしてタグを固定してみましたが、引っ張るとすぐにタグ側が剥がれてしまい凹みを十分に引き出せませんでした。
グルーの乾燥時間が足りない可能性もあり、長めの10分程度放置してから引っ張ってみましたが、引っ張れる時間が若干長くなった程度であまり変わりませんでした。
ボンネットは面積が大きく、冬場ということも有りグルーが急激に冷やされることで、密着不足になるのではないかと推測しました。
そこで、ボンネット側を手持ちのヒートガンで温めてからタグにを固定してみると、凹み周辺が盛り上がる程度に引っ張ることができ、凹みをある程度小さくすることが出来ました。
その後、何度か引っ張ってみましたが、凹みの中心部分を完全に引き出すことは出来ず、裏側から押し出す必要がありそうです。ボンネットの裏側は鉄板の袋状になっており先端の穴から20cm程度の距離があり専用工具がないと無理そうです。
塗装無しでの凹み修理を「デントリペア」というようでネットで調べた所、ある程度引っ張ってから裏から押し出すやり方が多いようですが、かなり技術が必要そうです。
パテ埋めして塗装する方法もありますが、愛車のシルバーメタリックは特に色むらになり易く、ボンネット先端の目立つ部分ですので止めておいたほうが良さそうです。
タッチペンで肉盛りする方法も考えましたが、以前にリヤバンパーの角をタッチペンで補修したところが廻りよりかなり濃くなってしまいましたので、この方法も見送りです。
蛍光灯で照らした状態で真上から見ると凹みは確認できますが、良く見ないと分からない程度まで修理できたので、暫らくこれで様子見としたいと思います。
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