AACの圧縮音源とロスレスのFLAC音源で同じ曲を聴き比べてみましたが、正直あまり違いを感じずハイレゾ音源も試してみたくなりました。
車載オーディオのDSPアンプの広域再生限界は20Khzで広域再生スピーカがソフトドームツイータのためか、実際は15Khz付近から上は音圧が減衰しています。
そのため、ハイレゾ音源の超広域再生のメリットはなさそうですが、サンプリング周波数/量子化ビット数がCD音源の44.1Khz/16bit、に対し一般的にハイレゾは96kHz/24bit以上です。
つまり、原音に対してサンプリングやデータ密度がより高いということになり、低・中音域の聞こえなかった音や奥行が広がるというレビューもあり実際どうなのか試してみたくなりました。
購入したハイレゾ対応のDAPはPioneerの「XDP-20」という機種で、オンキョーからのOEM品のため、サポート面が厳しいようですが、格安で1万円位で入手できました。
商品到着後、電源を入れても無反応で焦りましたが、付属のUSBケーブルで充電して暫らくすると無事起動して、WiFi接続設定すると最新のファームウエアにアップデートできました。
内蔵メモリは16gbと少な目ですが、256gbまでのマイクロUSBメモリが2枚刺さるようになっており音源はマイクロUSBメモリにPCでコピーして使用することが出来ます。
早速、手持ちのマイクロUSBメモリにSONYのハイレゾサンプル音源をコピーしてAAC音源と比較してみました。
ハイレゾ対応でないヘッドホンでも確かに音の解像度が上がったように感じました。
そして、愛車のBMW X3(F25)のセンターパネル上部のエアコン吹き出し口にiPod用に設置済のスマホ用ホルダーに固定してイヤホンジャックから車のAUX入力に接続して視聴してみました。
視聴した感想は、確かに音の解像度が上がり、低音から奥行が感じられるのは分かるのですが、期待した程の違いではないというのが正直な感想です。
DSPアンプにBluetooth接続も試してみましたが、逆に奥行き感が減って平面的な音になり、iDriveのナビ割り込み音声も聞こえなくなりデメリットが多くAUX接続の方が良さそうです。
OTG対応のUSBケーブルで接続も試してみましたが、DAP側がDSD音源のみの対応のようで、DSPアンプ側が非対応のためか接続自体が出来ない状態です。
結局、USBメモリに保存していたFLAC(ロスレス)音源をDAPのマイクロUSBメモリにコピーして、176.4Khzにアップサンプリング、HI-bit32オンにしてラインアウト出力して、車にAUX端子に入力しています。
DAPの高性能DACを利用してアナログ変換した信号をiDriveヘッドユニット経由でDSPアンプにアナログ入力しているのでダウンサンプリングされていると思いますが、USBメモリより音は良く感じます。
車載用に格安DAP(XDP-20)を導入してみた
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