2021年12月1日水曜日

DSP内蔵12.3インチAndroidモニター(設定編)

先日、愛車のBMW X3(F25)に格安ツイータを増設して純正オーディオの音質が劇的に良くなりました。 やはり、癖のないソフトドームツイータを選択したのは正解で、自然な高音の伸びや打楽器の打撃音のキレが良くなり好みの音に近いです。 

純正標準オーディオの調整機能は高音、低音の調整と、前後左右の音場調整のみで恐らくアナログでの調整機能だと思われます。 コーデイングで工場オプションのハーマン・カードン(harman/kardon)を設定してみたところ、DSP付きアンプが外付けになっているようで音が出なくなりました。 

そこで、音質改善方法としてDSP(digital signal processor)でのイコライジングや音場の調整が効果的とのことで、DSP内蔵12.3インチAndroidモニターを導入してみました。 DSP機能以外の導入メリットとして、8.8インチの標準モニターが12.3インチと大型になり画面が見やすくなり、Android端末として多くのアプリが使用可能になります。
NBT換装前にも約3年間CIC用Androidナビを米国から入手して使用しており、特に不具合はなかったことから今回はより安価で入手可能なAliExpressで探してみました。 AliExpressでは多くのAndroidナビが販売されており、BMW X3(F25)用12.3インチでDSP内蔵という条件では2種類程あるようです。 

オリジナルDSPが前提のものは他にもあり、内蔵DSPとの違いが製品説明では良く分かりませんでしたが、ユーザ評価で音が良くなったとのコメントがあったものを入手しました。 価格は、11/11のセール価格で5万円弱とAliExpressでの買い物としては最高価格で、一抹の不安はありましたがAndroidナビの使用経験もあり思い切って購入しました。 

約2週間で製品が到着し、開封確認して車両に接続して動作確認しました。例によって取付けや取扱い説明書などは一切、同封されていませんでした。 設定を試行錯誤で試して日本語対応はOKでしたが、①オリジナル画面の表示ズレ、②音声が出ない、③DSP機能が見当たらない、という3つの問題があり、工場設定画面を確認しました。 

通常、BMW用Androidナビの工場設定パスワードは”1314”ですが、このパスワードではエラーとなり、販売元に問い合わせてみたところ、他の3つのパスワードを試すよう回答があました。 他の3つのパスワードもエラーとなり、再度問合せするも技術者に確認するとのことで埒が明きません

覚悟はしていましたがサポートは製品知識もなく、まったく期待できません。 サポートのやりとりは英語で、こちらの質問に対してまともな回答は得られず非常にイラつき、返品をちらつかせましたが分けの分からない回答でまったくダメダメです。 

しかたなく、ネット情報をもとに他のパスワードを試していたところ、”8888”で工場設定画面を開くことが出来、以下の設定を行うことで3つの問題は解決しました。 

設定内容 

①オリジナル画面ズレ:工場設定画面→車種の選択→ホストシステム←NBT、ディスプレイのサイズ→10.25→OKで再起動

②音が出ない:音源自動切替をOFFにして、オリジナル画面でマルチメディア→外部入力→AUX入力に切替 (工場設定画面で「現車システムのAUXボタン位置」で自動切換え?)

③DSP機能が見当たらない:工場設定画面→DSPサウンドをサポートしていますか?→ON

※日本語化:ユーザ設定→言語選択→日本語→右端の横線部分をタップしながら1番上に移動 

問題解決すれば、起動に若干時間がかかるものの動作速度のモタツキもなくオリジナル画面が非常に見やすくなり、質感も良く製品自体は問題なしです。 サンプル音源では音質も変わったような気がします。内蔵DSP機能も試してましたが変化があまりないようで、取付けてから再度確認です。


DSP内蔵12.3インチAndroidモニター(設定編)



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