排気側のガラリが排気熱で少し変形していたので、ガラリを外して内部を確認してみました。 どうも排気ボックスの位置が発電機のマフラーからずれていたようで、直接ガラリに排気ガスが当たっていたようです。
1時間位の連続運転をしたことは有りますが、消音ボックス内はそれほど温度上昇はなかったですが、排気側はかなりの高温になるようです。 厚めのグラスウールで排気ボックスを作り直す方法が確実ですが、今回は空き缶を利用して排気ガスを受け止めるように改良してみました。
また、排気効率を上げるため排気用ガラリの排出口に12V電動ファンを2つ設置して強制的に排気するようにしてみました。 12Vの電動ファンにしたのは発電機に12V出力があるためです。USB電源で動く5Vの電動ファンの方が多く流通していますがUSBアダプタの 変換ロスがありそうなので12Vのものにしました。
念のため、排気用ガラリの内側と電動ファンの周辺にも耐熱テープを貼っておきました。 定期運転を兼ねて改良後の消音ボックスに入れて運転してみた感想としては、排気用ガラリからスムーズに排気ガスが排出されるのが確認できました。
ただし、排気ガスは相当の高温で排気ボックスのすき間から消音ボックス内に排気ガスが漏れているようで発電機の背面側が結構熱くなっていました。 この状態で長期運転する場合は消音ボックス内の熱を、以前試したノートPC用冷却ファンで冷ますか12Vファンをもう一台消音ボックスに設置する必要がありそうです。
根本対策としては、排気ボックスを厚さのあるグラスウールで発電機に密着するように大きめに作り直して排気ガスが消音ボックスに漏れないようにしたほうが良さそうです。
騒音に関しては、排気ボックスを空き缶にしたことで2次マフラーになることを期待したのですが騒音計の手持ちがなく数値での比較ではありませんが大幅な消音効果は感じられませんでした。
発電機の消音BOX改良(排気熱対策)
・空き缶の飲み口から金バサミで発電機のマフラー位置に穴開け加工します。
・排気ボックス内に加工した空き缶を断熱テープで固定します。
・排気側のガラリを取外します。
・排気側ガラリ内側に電動ファンをスクリューネジで固定します。
・排気側ガラリ内側と電動ファンに耐熱テープを張り付けます。
・電動ファンの電源コードを消音ボックス内にいれて排気側ガラリを元に戻して完成です。
発電機の消音BOX改良後の試運転
・発電機を消音ボックスに入れて12V出力を電動ファンに接続します。
・蓋を閉めまて排気用ガラリの出口から排気ガスが排出されていることを確認します。
・ガソリンが無くなって運転停止してから排気ボックスの周辺を触るとかなり高温になっています。
・長時間運転の場合は更に対策が必要そうです。
・発電機の長期保管前に背面の蓋を開けてキャブレター内のガソリンを抜いておきます。
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