追記:2020/8/19
酷暑日という表現は気象庁の用語定義にないようです。最高気温がセ氏35度以上の日を「猛暑日」という定義で40度を超えても「猛暑日」とのことです。体感的に「酷暑日」の方が合っていたのでこの表現にしました。
以前に2.2KWの小型エアコンを室内が冷えた状態で9KVAの発電機(YAMAHA EF900is)で駆動できるか検証しました。 その後、通常状態から省電力モードで起動できるのか知りたい旨のコメントをいただき、消音ボックスの改良と合わせて検証してみました。
検証結果は、室温約30度の状態でエアコンを28度設定で起動直後に省電力モードに切替えて、発電機エコモードの状態でも起動することができました。 2005年製とかなり古いエアコンですが原動機の定格消費電力800Wのもので電力モニター上、省電力モードでは最大でも600W以下の消費電力でした。
エアコン起動後、コンプレッサーが動きだすと突入電流で定格消費電力の2倍以上の発電容量が必要との情報がありますが、このエアコンでの検証では 起動後10分以上、問題なく動きました。安定してから徐々に設定温度を下げていけば猛暑でも使用できそうです。
ただし、発電機をエコモードの状態でエアコンを動かすと途中発電量が不足するためかエアコンの動作が不安定になる場面がありました。 エアコンが停止することはありませんでしたが、起動時はエコモードはOFFにして室温が下がってからエコモードにした方が良さそうです。
別動画でも上げましたが、ベランダに発電機を消音ボックスに入れた状態でエアコンを駆動中、窓越しの至近距離で約70db、 部屋の中に1m程度離した場所で約60dbでした。この程度なら日中の使用は問題なさそうですが籠った低音が残るのでやはり夜間の使用は避けた方が良さそうです。
残る課題は消音ボックスの排気熱対策で、排気室を大きくする改良をしたものの1時間以内の試運転後に排気室はかなりの高温になることです。 プラスチック製のボックス外側にも熱が伝わっており長時間運転をする場合は、更に対策が必要と思われます。
高温の排気ガスを排気室の下側から電動ファンで強制排気しており、熱が排気室上部に籠り易い状態となっていると思われるので、排気室上部にグラスウール等の断熱材を増強することを考えています。
酷暑日に発電機でエアコンが起動できるか検証してみた
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