因みにDSGとは、一般的にDCTデュアルクラッチトランスミッション (Dual Clutch Transmission)と呼ばれる手動変速機(マニュアルトランスミッション、MT)と同じ平行軸歯車とクラッチを2系統持ち、片方が奇数段をもう片方が偶数段を担当しそれらを交互に繋ぎ変えながら変速する変速機で、クラッチ操作および変速操作はコンピュータ制御で自動で行われています。
VWポロ(6R)は7速の乾式DSGが採用されており、たまに低速でギクシャクすることはありましたが大きな不具合は有りません。ネットではこれまでも不具合情報がありましたがリコールとなったようです。
工業製品的には素晴らしい技術で、マニュアル車と同様のダイレクト駆動とコンピューターによる素早い変速が魅力です。 別記事に記載の通り、GTIなどに標準装備されているパドルシフトを後付けしているので、マニュアル変速も可能でシフトダウンの際は絶妙なヒールアンドトゥ(ブレーキペダルを踏みながらアクセルを吹かして回転数を合わせる操作)を自動で行ってくれます。
本題ですが、今回のリコール内容はアキュムレータ(蓄圧機)のアッパーハウジングのねじ切り加工の不具合で耐久性不足によりアッパーハウジングに亀裂が発生し最悪の場合、駆動力が伝達されず走行不可になるとの内容です。アッパーハウジングの製造ロットを確認して該当する部品が装着さてている場合、対策品に交換するとのことです。
早速ディラーへ連絡した所、対象車両が多いらしく10月中旬の入庫予約となりました。ポロ(6R)の場合は、交換になるケースが殆どのようで丸1日の作業となるとの事でした。
このような不具合は好ましいものではありませんが、通常では10万円程度掛かるDSGの以下の作業がリコール作業にも含まれるようで予防保守にもなるので良しとします。
・DSGオイル交換
メーカは無交換で良いとしていますが4、5万Km走行での交換が良いとされている。
・キャリブレーション(ズレ調整)
マニュアル車でいうところの「クラッチワイヤー調整」に相当する作業で、これを定期的にやらないと2ペダルマニュアル車ではジャダーが発生してきます。
・自動変速制御ソフトのアップデート
自動変速の制御ソフトが最新でない場合アップデートされる。
実際のリコール作業で何か分かれば、追記します。
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