どの程度、陽イオンフィルターの効果が持続するのか調べた所、1Lフィルターの場合、75,000 ÷ 硬度 = 作られる軟水の量(リットル)の目安とのことです。
地域により水道水の硬度が異なり、水道水質データーベースで調べた所、平均硬度73でしたので、75,000 ÷ 73= 1027Lです。使用しているフィルターは800mlですがイオン交換樹脂が500mlとして約500L使用できる計算です。
一回の洗車で10L使用するとして、約50回洗車できる計算ですが30回程度でかなり効果が落ちています。洗車の頻度にもよりますが3か月~半年に1回程度はフィルターの再生をした方が良さそうです。
再生方法は精製塩(スーパーなどで一番安い塩(1kgで100円、5kgで500円くらい))を使用して10~15%濃度の食塩水をフィルターに流すだけです。精製塩の見分け方は、製造工程に「イオン膜」という表示があることで、ミネラル分を含んだ天然塩は価格が高めです。
再生に当たり用意したもの
・精製塩1kg
・水10L
・バケツ(食塩水を作り、処理水を受けるのに使用)
・ポリタンク(食塩水を軟水器に流し込むのに使用)
・ショウゴ(食塩水をポリタンクに移すために使用)
・ホース(ポリタンクと軟水器を接続するのに使用)
・硬度指示薬(硬度を確認するために使用)
再生手順
・最初に水道水と軟水器の処理水の硬度を調べます。
紫色に近く殆ど硬水になっていました。再生後と比較するため再生前の処理水はとっておきます。
・10~15%の食塩水を作ります。
バケツの約10Lの水に1kgの精製塩を入れて良く攪拌します。
・食塩水をポリタンクに移します。
作った食塩水をジョウゴを使ってポリタンクに移します。
・ポリタンクと軟水器をホースで接続します。
軟水器に接続するためホースコネクタを使用しました。
・ポリタンクの蛇口を開けて軟水器に食塩水を流し込みます。
高低差を利用して少しづつ流れるように調整します。1時間程かけて流しました。
・ポリタンクと軟水器を分離後、水道水を接続して食塩水を洗いながします。
食塩水がフィルター内に残らないように注意します。
・再生出来ているか確認するため、軟水器の処理水を硬度指示薬で調べます。
再生前のものと比較すると分かり易いです。
・処理水の廃棄など後片付けして終了。
再生に使った食塩水には高濃度の硬度成分が含まれているので、再利用はできません。
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